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福島大学

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福島大学農学群食農学類2019年4月開設

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カリキュラム・ポリシー

本学類の教育目標を達成するため、以下の特色ある教育課程を編成する。

  • フードチェーンの川下側から食の問題を理解し、農業生産の問題を総合的に分析し、新たなフードシステムの創出により地域の食料・農業の課題解決に貢献できる人材を育成するため、食品科学、農業生産学、生産環境学、農業経営学の専門に関する教育を学際的に行う。
  • 農林産物の生産、加工・多面的利用、製品化などを総合的に理解するために必要な専門基礎教育を実施する。冷静な分析力の基礎となる数理リテラシーのうち4単位は必修とし、これに加えて4単位を選択必修とする。また農学の基礎となる農学リテラシーのうち7科目14 単位は必修とし、これに加えて14 単位を選択必修とする。各コース概論の4科目(食品科学概論、農業生産学概論、生産環境科学概論、農業経営概論)が必修化され、また選択科目として配置された主要科目を選択履修することにより学際性が身に付く仕組みとなっている。
  • 農産物の生産と利活用には、農業生産の体験が重要であることから、農業生産と加工が体験できる農場基礎実習Ⅰ、農場基礎実習Ⅱを1年次に必修科目として実施する。きめ細かな実習が可能なように班ごとに実施する。2年次前期に必修で配置されている食農情報処理演習では、1年次の実習での成果をふまえ、農産物加工、生産環境整備、農業経営に関する基礎的な情報処理・データ活用演習を実施し理解を深める。
  • 2年次後期から3年次にかけて、福島県下7市町村程度をフィールドとして行う食農実践演習Ⅰ、食農実践演習Ⅱ、食農実践演習Ⅲを必修化することで「実践性」「貢献性」を強化する。各フィールドには4コースの学生が配置され、専門教育をふまえて、学際的な視点から地域課題に取り組んでいく。この前後に、1年次前期から開始される農場基礎実習Ⅰ、農場基礎実習Ⅱ、食農情報処理演習、4年次に実施される卒業研究演習と接続することにより、4年間を通じて切れ目なく問題探究演習・実習科目が配置される。
  • 本学の地域性をふまえ、震災からの農業復興、並びに放射線科学の教育を体系的に実施する。1年次の必修科目であるコース概論4科目(食品科学概論、農業生産学概論、生産環境科学概論、農業経営概論)では各コースの専門基礎を学ぶとともに、それぞれの専門の角度から放射能対策も含めた震災復興の現状と課題について学習する。また基盤科目の「震災農村復興論」、専門基礎科目の「物理学」「食品安全学」、専門科目の「農地再生論」、「果樹園芸学」、「里山管理論」「水資源利用学」、「農産物流通論」などを通して、①放射性物質の挙動、②作物への放射性物質の移行を制御する栽培方法、③放射性物質をめぐるリスク・コミュニケーション、④風評被害を克服するビジネスモデルを含む食料循環の過程に沿った体系的な方法論を教授する。
  • 学類内の教育コース間の連携強化を重視し、かつ環境と安全性に配慮した先端技術による農産物の生産・加工・販売に関する一貫した教育を実施する。
  • 農産物の生産管理や分析などには、数的処理能力が不可欠であることから学類共通科目である数理リテラシーのうち「基礎数学」、「統計学」を必修化する。また、同様に情報処理の知識も重要であることから、基盤教育・教養領域情報科目である「情報リテラシー」の履修を推奨し、また学類共通専門基礎科目として食農情報処理演習を必修とする。
  • 「キャリア形成論」、「キャリアモデル学習」、「インターンシップ」及び「食農実践演習」によって、職業の現場を強く意識した教育を実施する。
  • グローバル化に対応できる外国語能力と国際性を高めるため、基盤教育科目では外国語は科目8単位を選択・必修としている。また専門科目では「食農科学英語演習」を必修とした。さらに海外での研究経験が豊富な教員が担当する「世界の食料と農業」を学類共通科目としてオムニバスで実施し、必修としてグローバルな視点の涵養を図る。

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