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福島大学

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福島大学農学群食農学類2019年4月開設

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食品科学コース

松田 幹(まつだ つかさ)

農芸化学、食品科学、栄養・健康科学

食品成分の消化吸収・体内輸送・代謝と利用効率

食物の主要栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)は消化管酵素により低分子化され、ビタミン、ミネラルやその他の機能性分子とともに腸管細胞の輸送体などの働きにより体内に取り込まれ血液やリンパの流れにのって標的の組織、細胞まで輸送されます。さらに食物繊維などの難消化性成分は腸内共生細菌により代謝され生体に利用されます。このような消化吸収と体内輸送の機構には未解明の不思議な現象が数多く残されています。

名古屋大学大学院農学研究科博士後期課程中途退学 農学博士、医学博士。名古屋大学農学部助手、助教授、大学院生命農学研究科教授を経て、2020年から現職。

平 修(たいら しゅう)

staira@agri.fukushima-u.ac.jp

食品機能学、分析化学、ナノ科学

見えない物を見る

食品の機能をイメージング質量分析(IMS)で「見える」ようにします。IMS は、一度の測定で物質の局在が「見える」ようになります。食べたものが何処に行くのか、薬剤はどこでどの形で効いているのか。幅広い分野で応用可能な技術です。「見える」ことの科学的インパクトは大きくて、主に質量分析技術をベースに、食品の新たな機能を発見、機序解明し、サプリメントや、新規薬剤として製品化につながります。

宮城県仙台市生まれ。北陸先端科学技術大学院大学博士後期課程修了 博士(材料科学)。北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科・バイオ系助教、福井県立大学・生物資源学部、大学院・生物資源学研究科准教授をて、2018 年4月より福島大学・准教授。2019年より同食農学類教授

尾形 慎(おがた まこと)

食品素材科学・生物有機化学・糖質化学

食品素材を活用した糖質複合分子の合成と利用

食品素材中には様々な糖質が含まれています。私は、これら糖質の構造的特徴を活かしつつ、合成化学的手法により新たな機能性を付与する研究をしています。化学の力で糖質を機能性食品や診断薬、医薬品等に創り変え科学技術の進歩に貢献したいと思っています。

新潟県胎内市生まれ。岐阜大学大学院連合農学研究科博士後期課程修了 博士(農学)。静岡大学創造科学技術大学院特任助教、福島工業高等専門学校化学・バイオ工学科助教・准教授を経て、2020年4月より現職。

吉永 和明(よしなが かずあき)

kyoshinaga@agri.fukushima-u.ac.jp

油化学、有機化学、分析化学、食品科学

油脂の分析法開発と生理機能の解明

食用油脂の主成分であるトリアシルグリセロールの構造や脂肪酸の種類は油脂の性質に大きく影響を及ぼします。
我々の研究室では、様々なトリアシルグリセロールや脂肪酸を有機合成し、それらの分析法および生理機能(吸収、分布、代謝、排泄)を評価しています。

東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科博士前期課程修了。食品会社を経て、東北大学大学院農学研究科論文提出による博士(農学)取得。
2019年4月より現職。

熊谷 武久(くまがい たけひさ)

食品化学、食品微生物学

植物由来の乳酸菌の健康機能

古く日本人は農耕民族であり、米、豆などの穀物や野菜を栽培し、それらを微生物と作用させ発酵文化(酒、味噌、醤油、漬物など)を生みました。植物を発酵する乳酸菌と日本人との歴史は非常に長いです。なじみの深い植物由来の乳酸菌の研究を行っています。

新潟大学農学部農芸化学科卒業、同大学院農学研究科農芸化学専攻修士課程修了。新潟大学大学院自然科学研究科、論文提出による博士(農学)。食品会社を経て、2019年4月より福島大学食農学類教授。

升本 早枝子(ますもと さえこ)

食品機能学、栄養学、栄養生理学、食品科学、食品化学

美味しく食べて健康に!

果物や野菜などの農産物を中心に、食品が人々の疾病予防や健康増進に与える効果について科学的に検証しています。肥満や糖尿病などの生活習慣病を始め、最近では抗老化、認知機能、腸内細菌に与える影響を中心に研究を進めています。

お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ライフサイエンス専攻(食品栄養科学領域)博士後期課程修了。博士(生活科学)。
大手酒類・食品企業研究員、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構(食品研究部門、果樹茶業研究部門)、北里大学獣医学部・動物資源化学科(助教)、徳島大学・医歯薬学研究部・代謝栄養学分野(特任助教)を経て、2019年4月より現職。

藤井 力(ふじい つとむ)

tsfujii@agri.fukushima-u.ac.jp

応用微生物学、醸造学、食品科学

微生物の力を引き出す

発酵食品や醸造物の価値を左右する香りや味、健康によい成分の生成量は、微生物そのものや微生物の生育環境でもある製造工程と深い関係があります。微生物の力をいかに引き出すか。主に日本酒や酒粕を対象に仕組みを科学的に説明し実証する研究をしています。

東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。博士(理学)。
国税庁入庁後、関東信越国税局、醸造試験所(醸造研究所に改組後、独立行政法人化し、現在、酒類総合研究所)を経て、2019年4月より福島大学食農学類教授。

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