岡野夕香里准教授が日本農学進歩賞を受賞！

本学の食農学類農業生産学コースの岡野夕香里准教授（植物病理学担当）が、公益財団法人農学会の「日本農学進歩賞」を受賞しました。日本農学進歩賞は、農林水産業およびその関連産業の発展に資するために、農学の進歩に顕著な貢献をした若手研究者に対して授与されるものです。

【受賞概要】
受賞名：2022年度（第21回）日本農学進歩賞
業績名：ウイルス感染時に働く植物免疫抑制因子とその作用機作の解明

【業績の概要】
岡野准教授は、植物ウイルスと植物の免疫機構の間で働く分子メカニズムについて詳細に解析を行いました。ウイルス感染に対する植物の免疫機構であるRNAサイレンシングに対抗し、それを抑制するウイルスのRNAサイレンシングサプレッサーがどのように機能しているのか、その詳細なメカニズムを明らかにしました。また、強力な植物の優性抵抗性遺伝子「JAX1」を発見し、それがトマトで強いウイルス抵抗性を発揮することを示しました。将来、新しいウイルス防除法の確立につながり得るこれらの業績が高く評価され、今回の受賞に至りました。

URL: http://www.nougaku.jp/award/award1.2022.html